2011年6月29日水曜日

歩く・見る・写す・・・空知編/炭鉱遺産

かつて、日本一広大で石炭埋蔵量も最大の「石狩炭団」。西に石狩川、夕張・赤平・芦別・三笠・美唄・歌志内・東には夕張山地・・・「空知採炭地域」と呼ばれる場所。歴史の中に残された形を見ることによって、人はそこから何かを読み取る事ができる。すでに町から消えて30数年、町そのものの再生に炭鉱の歴史を改めて振り返ろうとする旧採炭地を感じる。それは単なる懐古趣味や一時的なノスタルジーでは終わらせてはいけない・・・・。歴史をつなぐ・・・過去から学ぶ・・・日本の近代化への原動力となり牽引車となった 夢の跡地を歩いて来た。 2001年に創生された「北海道遺産」の一つに「空知地域に残る炭鉱関連施設群」が認定された。※写真は歌志内・赤平にて撮影











2011年6月22日水曜日

ご案内/清水武男写真展「空撮・地球風景」・・・地球の鼓動。

会場:ikor-art・藻岩下 期間:年内・・・開催 休館日:土曜・日曜日 ■地球人・中国/桃源郷・・・同時開催中。地球の鼓動。 ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの3カ国にまたがる世界 最大の滝・・・イグアス。海が割れたかのように轟音を立てて溢れ る水。大小300の滝が虹を伴って流れ落ちるさまは、感動や 驚き、恐怖さえも超えるスケールだ。空から見ると、大きく 裂かれた大地に、深い滝つぼが口を開けて白いしぶきを上げて いる。まるで地球上の有機物すべてを飲みこむかのように。 インディオが“壮大な水=イグアス”と呼んで畏怖した滝は地 球のダイナミズムをまざまざと見せつける。この星は、生命体 の結晶なのだと思う。陸、海、空。地球上の何処へ行ってもエネ ルギーに満ちた被写体が私を呼ぶ。こころ揺さぶられた出会い の数だけ、写真が生まれていく。地球の鼓動に新しいエネルギー を呼び起こされるとき、私は夢中になってシャッターを切る・・・・・・・・清水武男                       ※写真は上より ブラジル・イグアスの滝/アフリカ・ボゴリア湖のフラミンゴ/アフリカ・マサイマラ動物保護区/アルゼンチン・パタゴニア氷河/ ベネズェラ・カリブ海・ロスロケス諸島