2009年5月8日金曜日

古都と新都の魅力が混在・・・北京

近年の好景気とオリンピック後も開発にますます拍車がかかる巨大都市・北京。モダンな高層ビルが連立、尚且つ高層ビルの建築ラッシュを目の前にして中国のエネルギーとパワーには圧倒を越え、脅威さえ感じる。明・清代の壮大な遺産、近代さらなる発展を遂げるのは中国の持つDNAなのかもしれない。 万里の長城、天安門、故宮、明十三稜、天壇・・・・北京首都国際空港、オリンピック施設、鳥の巣、高層ビルの建築ラッシュ、どこまで続くのか地下鉄工事、・・・何しろ凄い。

*悠久の時を感じて、万里の長城・・・ 北京郊外
万里の長城は始皇帝が作らせた異民族の侵入を防ぐための壁。
紀元前221年、東は遼東から西は臨洮まで長さ約5000里に及ぶ長大な長城を完成させた。始皇帝の死後も各皇帝により建設は続き、明代には現在のようなレンガ造りの長城に変わり、北京周辺に残る長城はその時代(明)の物だといわれている。長城の建設には多くの貧しい人命の犠牲が有ったという。お金でだけでは造れない・・・・時の権力・・・・が。   撮影:清水武男

山水画の風景、奇峰がそそり立つ幻想世界・・・桂林

*漓江下り・・・桂林郊外
町を漓江が南北に貫き、四方を奇岩奇鋒に囲まれた風光明媚な景勝地。その幻想的な風景は山水画の世界そのもの。川面に奇峰が霞む幽玄の世界。漓江を下りながら天下一と讃えられた風景を楽しみながらしばし疲れを忘れる。この地はおよそ3億年前は海の底、海底の石灰岩層が隆起し、それが陸地となって、長い年月を経て、風雨に侵食され、形成された。時空が、自然が造り上げた風景だという。
今日は春曇、此処は雨上がりが似合いそう・・・もう一度訪れてみたい場所である。
*蘆笛岩(ろてきがん)鍾乳洞・・・桂林郊外
1959年発見の鍾乳洞。ライトに照らされた全長2kmの大鍾乳洞には息を呑む。照明が彩る光と影が創る幻想の世界。(水晶宮)(田園風景)・・幾つも名がつく見学コースに、鍾乳石、石筍、石柱・・・自然美・形成美を堪能する。 撮影:清水武男

聖なる山、神々の峰、5千年の歴史を持つ古都・北京・・・中国世界遺産への旅

日本列島を4往復の飛行と、1年分の歩き。北京・西安・桂林・・・ゴールデンウイークを利用しての中国・世界遺産めぐりは年齢的には過酷な旅。とにかく中国は広い! 5千年の歴史を誇る北京、シルクロードの出発地としての西安、中国屈指の景勝地、桂林・・・さまざまな顔の中国を旅してきた。
*精巧な人馬の像が並ぶ地下の大部隊「兵馬俑抗」・・・・・西安郊外
秦始皇帝の絶大なる権勢を誇示する、兵士と軍馬の群れ。1974年、井戸掘りの農民が陶片を発見した事がきっかけとなり2000年の眠りから覚めた兵馬俑。兵士や馬の人形で、皇帝を永遠に守るための副葬品だ。8千点におよび大きなものは高さ1・8mを越える、一対一対の表情の違いと精緻を極めた芸術品は70万人もの人夫を擁し、当時の技術の粋を集めての造営。整然と並ぶ兵馬俑、そこからは権力による壮大な地下帝国がうかがえる。 撮影:清水武男

2009年4月1日水曜日

「写真で旅する世界遺産」展・・・地球が創造した大地を記録

会場:東京都港区東京ミットタウン・FUJIFILM SQUARE「PHOTO IS」 期間:2月27日~3月25日   3月27~4月27日まで
日本を代表する写真家、野町和嘉・関野吉晴・中村征夫・三好和義氏、等と共に世界遺産の作品による展覧会を東京・六本木にて開催中。圧倒的なスケールの景観、自然遺産の温度感や靜寂さが、文化遺産からはその場所に刻まれた喜怒哀楽や躍動感が、それぞれの作品から被写体の「息づかい」が聞こえてきます・・・・必見を。
世界遺産は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)で1972年に採択された条約に基づき、78年から登録が始まった。これまで計880件を登録、日本からは14件。
※撮影地:中国・武陵源風景区(世界自然遺産) 撮影:清水武男

2009年3月12日木曜日

藻岩下自然写真図書館<イコロ>・・・・・一部、リニューアルしました。

長流・沙流川の流域に位置する二風谷には独自のアイヌ文化圏が形成され、国内外から多くの研究者が訪れている。以前からアイヌ民族の自然観、独自の暮らし方に興味を持ちカタチを写真で残したいと通った事がある。ある日資料館の前庭で写真を撮る私に萱野 茂先生が気さくに声を掛けてくれた。立派な体格で一見怖そうに見えるのだが、アイヌ文化についてユーモアを交えながら熱心に語る姿はとても魅力的だった・・・・・それから2年間の二風谷暮らし、その間にたくさんのお話、言葉を戴いた。残念ながら先生との共著・写文集「アイヌ暮らしの民具」の完成が最後の仕事。あれから4年を経た、サミット以後のアイヌ民族の注目度、もし存命でしたら・・・・・・・・・・と思う。
※写真ギャラリーの名称「ikr・イコロ」の語源はアイヌ語で宝物の意味、もちろん萱野先生が名付け親、北海道の自然は全てアイヌ民族には宝物。

2009年2月9日月曜日

冬の積丹・神威岬・・・白と鉛色の荘厳な世界。

日本海を望む大パノラマが魅力の積丹・神威岬。一番多く通った所?と聞かれたら、「積丹」と答える、春夏秋冬どの風景も良いが特に冬が好き。・・・・・・・・神威岬は豊かな緑に青い海といった夏の装いから想像もつかないような白と鉛色の世界に変わっていた。冷たい波風が打ち付ける岬の壁、番屋に氷雪が張つき、うねる日本海は透明感の無い冷たい色をしている。、多くの人は、さわやかな明るい積丹を好むだろうが、私は違う。色鮮やかな自然をいつも目の前にしていると、白と黒の静かな色を求めてしまうからだろうか。「冬の岬」被写体としてのシャープなシルエットにも魅力を感じるが、・・・・・・でも、寒い。 
※撮影地:積丹・神崎

2009年1月5日月曜日

新しい年を迎えて・・・・・未来へ残したい北海道の「カタチ」

明けましておめでとうございます、今年もどうぞ宜しくお願い致します。
四方が海に囲まれ、豊かな四季に恵まれた島。自然と人間が共存し、様々な文化を育む島。地球規模で見ればひとつの小さな島にすぎないが、一年中いろいろな貌が当たり前のように揃っている。 自分の住んでいる北海道ー そこにある風景こそ、最も近いところで脈打ち続ける地球風景であることを知っている。地球風景として捉えた北海道の写真を・・・・・今年はどんな出会いが有るのか楽しみです。