2012年3月21日水曜日

歩く・見る・写す・・・鰊街道-「漁場建築探訪」

番屋に残るニシン漁全盛時代の記憶・・・・・。
4月末からの連休最初の土曜日早朝、札幌の自宅を出発。まだ空は暗く東の空に金星が?輝いている。余市・古平・・・泊・岩内・寿都町へと車を走らせる。かつての北前船の活躍やニシン漁でわく往時の夢の跡を訪ねる、鰊場の名残りをとどめる建物が北海道の西海岸の各地に今も見られます。当時の面影を色濃く残している町並みや景観にもたくさん出会うことが出来た。しかし時間の経過とともに、崩壊・消滅が進み、時の流れを知らされるのも事実でした。写真を仕事に・・・・・だから出来ること・・・・撮影を続けます。※写真:積丹町来岸・漁家/上ノ国町・笹波家番屋・倉/上ノ国町・笹波家番屋/江差町・旧中村家/積丹町来岸・漁家





2012年2月24日金曜日

清水武男の写真集「江差・姥神大神宮渡御祭」」・・・出版のお知らせです。

※写真集をクリックすると大きくなります。
北前船が残した三百七十年の祭り。人々は神輿を担ぎ、山車を牽く。タイマツがつくる光と影の中で、笛の音と太鼓のリズムが混ざり合い、そこに人々の想いと熱気が重なり合う。全てが宇宙に溶け込み、昇華していく瞬間だ。まさに祭りは「祈りの場」、江差では神はいつも生活の横にいる。祭りで神を演じ、内なる神と出会い、自らが海と、空と、大地と、そして宇宙と一つになる・・・・。写した写真は5000枚弱。プロとしての仕事、感動があって写真が写る・・・・・・捉えられたのは間違いなく江差町民の魂だとおもう。本日写真集として完成・出版の運びと成りました。2011年の「江差・姥神大神宮渡御祭」・「鴎島まつり」「江差追分大会」、江差町で一年かけての三大祭りの記録です。A5サイズ版・カラー176ページ・定価:1,800円・お申し込み:info@phokkaido.co.jp

2012年2月6日月曜日

日本最長の地下通路ギャラリー・・・・・500m美術館

札幌市営地下鉄東西線コンコース「大通り駅」と「バスセンター前駅」を結ぶ地下通路に開設された「500m美術館」 さっぽろアートステージオプニング後期展が開催されてます。今回は私も写真で参加です。アート作品を通年で設置する事で市民が芸術文化に触れる機会を増やしたい、よりアートを身近に・・・・500メートルの一直線に続く通路、無機質な空間を活かした展示空間、札幌市のコンセプトに市民の反響はいかに・・です。

2012年2月3日金曜日

「虹と雪のバラード」トワエモア・・・あれから40年・・・冬季札幌オリンピック

藻岩山麓より・・・・、冬になり目の前の樹木の間から真駒内がよく見える。私の事務所からの眺望は自慢です、春・夏は緑に覆われ、秋は紅葉、樹氷に覆われれる冬は特に素晴らしい。今朝も仲間が訪れ昔話に花が咲き時間を過ごした。真駒内での思い出・・・・・1972年、丁度40年前は札幌オリンピックの年で私はまだ20代(ギリギリ)、女性自身という週間誌の特派カメラマンとして真駒内会場に入り浸りでした。地下鉄が開通、地下街、札幌市内はマンションが林立、本州デパート・大型スーパーの進出・・・・これでもか、これでもかと仕事に追われる毎日でした・・・・でも、今は昔ですね。 
写真:冬季札幌オリンピック-真駒内会場


2012年1月30日月曜日

歩く・見る・写す・・・鰊街道・「漁場建築探訪」

番屋に残るニシン漁全盛時代の記憶・・・・・。ニシンという手掛かり一つで、地域再発見の旅にでる。今は2012年、ニシンの群来が途絶えたのが1950年代だから60数年の月日を経ている。でも、小樽生まれの私には現存する番屋跡の前に立つと子供時分の記憶がタイムスリップしてきます。ニシン漁の作業背景が夢のごとく・・・あの頃の時代の印象が淡い思い出とともに語りかけてくる。
写真:小樽市祝津町旧近江番屋+鰊御殿 2012年1月28日撮影