2008年11月27日木曜日

死都日本・・・・・「日本沈没」以来の大災害小説

石黒 耀(いしぐろあきら)小説家 :
西暦XX年、有史以来はじめての、しかし地球誕生以来、幾たびも繰り返されてきた”破局噴火”が日本に襲い掛かる。噴火は霧島火山で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させた・・・・小松左京氏以来のテイサスター・ノベル小説として評価が高く、第26回メフイト賞・宮沢賢治賞、W受賞小説「死都日本」(講談社)のブックカバー・表紙に摩周湖結氷の写真が採用されました。
※撮影地:摩周湖  飛行高度3000フイート

「流氷讃歌」・・・・・・ウニ採り舟

真冬の空はどこまでも青く、深くそして冷たく冴え渡っている。シベリャ高気圧に覆われた上空の風は強いが、ほぼ予定通りオホーツク海上空に達した。丘珠空港を出発して約一時間、ゆつくりとセスナ機を下げる・・・・・。見渡す限り白一色の世界が現れた、どこまでも続く流氷原。流氷の裂け目を静かに進む小船はまるで映画のワンシーン。厳しくも優しい自然界、長い北の冬、季節の風物詩は無くてはならない被写体だ。◎数年前、オホーツク海・紋別での撮影作品が09年度・CR:JCBザ・ゴールド誌/小学館(東京)に採用されました。
※撮影地:紋別沖合い  飛行高度:1000フイート