2008年12月29日月曜日

雪が降るから北海道・・・・・雪はタカラもの。

クリスマスの夜、今年は雪が積もらないのかな・・・そんな話をしていたのに。昨晩からの猛吹雪で事務所の出入り口は雪でふさがり(積雪40センチ)朝からの除雪、年齢的にはキッイ作業なのに。此処は藻岩山の麓、周りの樹木に絡まる白い綿帽子、美しい・・・・・眺めながら雪投げを楽しむ。何時から雪が好きになったのか・・・・・。
「This is Hokkaido/北海道讃歌」海外展を含め6会場での写真展、韓国での文化交流・フォーラム、国内外での5回の講演、写真集「Garden Island Hokkado」の出版・・・が今年の仕事。私の仕事は自然に恵まれた北海道を自慢する事です。海外での写真展で何時も感じる事だが冬の写真がすこぶる評判が良い、雪の降らない国の人達に雪は大きな魅力を発するようだ。
雪が降る、雪は前の日までのすべてをぬぐい去り、新しい風景を与えてくれる。"雪"は私の仕事に欠かせない強力な助っ人。  ※写真: 雪の結晶

2008年11月27日木曜日

死都日本・・・・・「日本沈没」以来の大災害小説

石黒 耀(いしぐろあきら)小説家 :
西暦XX年、有史以来はじめての、しかし地球誕生以来、幾たびも繰り返されてきた”破局噴火”が日本に襲い掛かる。噴火は霧島火山で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させた・・・・小松左京氏以来のテイサスター・ノベル小説として評価が高く、第26回メフイト賞・宮沢賢治賞、W受賞小説「死都日本」(講談社)のブックカバー・表紙に摩周湖結氷の写真が採用されました。
※撮影地:摩周湖  飛行高度3000フイート

「流氷讃歌」・・・・・・ウニ採り舟

真冬の空はどこまでも青く、深くそして冷たく冴え渡っている。シベリャ高気圧に覆われた上空の風は強いが、ほぼ予定通りオホーツク海上空に達した。丘珠空港を出発して約一時間、ゆつくりとセスナ機を下げる・・・・・。見渡す限り白一色の世界が現れた、どこまでも続く流氷原。流氷の裂け目を静かに進む小船はまるで映画のワンシーン。厳しくも優しい自然界、長い北の冬、季節の風物詩は無くてはならない被写体だ。◎数年前、オホーツク海・紋別での撮影作品が09年度・CR:JCBザ・ゴールド誌/小学館(東京)に採用されました。
※撮影地:紋別沖合い  飛行高度:1000フイート

2008年10月24日金曜日

ナスカの地上絵2000年の謎・・・・フクロウ人間

赤茶けた岩漠の大地に刻まれたハチドリ、コンドル、サルやシャチの図、地上絵から古代人の熱い想いが伝わってくるかのような感動を覚えながら夢中でシャツターを切る。憧れのナスカの地上絵の上空では感激でした、シャッターを押しながらも誰に向けてのメッセージなのかと考える、これは宇宙人の仕業なのかと・・・・・・。 写真の異星人を連想させる山肌に描かれた地上絵は現地では”フクロウ人間”と呼ばれている。◎09年度世界遺産カレンダー(12枚もの)CR:大崎電気工業㈱・(東京)に採用。
※撮影地:ペルー  飛行高度:4000フイート

2008年10月17日金曜日

漁場の一年・・・・・北海道開拓の村旧青山家漁家

北海道開拓の村25周年記念/11日~13日:北の海に春になると狂ったように群来る鰊、そして東北からヤン衆たちが押し寄せる。番屋の寝台に寝泊し不眠不休の労働が始まる、網にかかった大漁の鰊の網おこし、大タモで汲み揚げる。前浜ではモッコを背負った大勢の人達が待つ、そして鰊場は戦場と化す・・・・・・。連休の3日間、開拓の村スタッフよる芝居「漁場の一年」が催された。旧青山家番屋の造りに圧倒され、過ごした時間は往時へタイムスリップ。三平汁を試食、モッコ担ぎを体験、かすかな記憶・・・小樽で過ごした子供時代を懐かしむ。 
※撮影地:北海道開拓の村

2008年10月3日金曜日

自由な発想から生まれた楽しい陶・・・吉川千香子展

お知らせ:友人、常滑市在住の人気陶芸家 吉川千香子さん(小樽出身)の個展です。自由で型にとらわれないのが彼女の生き方、そのままが作品となり誰をも楽しませてくれます。既成の固定概念を一蹴するパワーと魅力を持ち、異色の陶芸家として国内外で高い評価を得ています。子供の感性が大人の中に生きている、千香子ワールドをぜひ、久しぶりの札幌展です。※日時:10月16日(木)~21日(火)11:00-19・00 ※会場:青玄洞ギャラリー ※住所:中央区南2条西24丁目4-1-10 ℡011-621-8455<作家在廊は16日>

2008年9月29日月曜日

撮影飛行・・・逆行の海に浮かぶ<美国・宝島>

かっての鰊漁の千石場所として栄えた積丹半島は丘珠空港からセスナ機で約30分、天候を確認しフライトできる距離の中にある。「積丹半島」との付き合いは大地から、海から、空から・・・30年を過ぎた。
美しい海と大地を持つこの地は小樽生まれの私には原風景であり、特に好きな場所。逆光に光る海、夕日に染まる海原、シルエットが美しい奇岩の形、冬の風景・・・。何度通ってもいつも違う貌を見せてくれる。先日古くからお世話になった方が町長に就任された事もあり、今日の撮影は町へのプレゼントの一枚をと魅力に迫る。 
※撮影地:積丹半島・美国町上空  飛行高度:4000フイート

2008年9月24日水曜日

イコロの森で炭焼窯つくり体験

9月23日(土曜日)場所:苫小牧市植苗・イコロの森
青色の空と緑色の木々、さわやかな風、空気がおいしい。イコロの森三度目の訪問は森のプロジェクトのスタッフに誘われたイベント参加です。森のイベントは作業含みの”窯床つくり”、森の炭工房スタッフによる炭焼窯の制作お手伝い。窯天井生木詰込み作業・・・窯天井火山灰張り・・・天井骨格作り・土張り・・・・・・窯つくりの長い工程のほんの一部作業でしたが貴重な体験をした。後日、行われる火入れ式が待ち遠しい。
※森の炭工房: より健康な森にするため、森に手を入れるプロジエク ト。間伐した広葉樹は炭に焼き、炭焼時に抽出される樹液水を多 用途に活用している。木酸水・炭石鹸・・・などとして販売。

2008年9月20日土曜日

2008・道文化賞・・・・・・・竹田津実氏が受賞

芸術や科学、教育など文化の向上に貢献した個人や団体が対称の道文化賞に竹田津先生(獣医)が受賞。 先生は幾つもの顔を持っている、獣医、エッセイスト、写真家・・・・・・。私との関係は1993年・東川賞受賞時の審査委員でした。映画「キタキツネ物語」では企画・動物監督を担当し、レデイ・ガスコン賞を受賞。写真集、エッセイ集の著書も数多く発表している。先生は動物写真家、撮られる動物の表情が良い、キタキツネの家族は先生には何時も”好い顔”を見せている。動物は解るはず、敵か味方か・・・良い人か、悪い人か、瞬時に相手の目を見て判断するのが動物の勘。先生にファンが多いのは解るような気がする、私も竹田津先生の大ファンです、オメデトウございます。※添付写真は清水の写真です。

2008年9月18日木曜日

北風景・・・神秘の空と羊蹄山

久しぶりのニセコ町。昨夜、焼きものの町で知られる常滑市から友人が突然に訪れた。吉川千香子氏は国内外に知られた陶芸作家です。小樽出身の彼女はもちろん北海道大好き人間で、話の勢いでそのままニセコ方面へ車を走らせた。蘭越町にはペンション経営の共通の友人がいる(ネパール・ポカラでの私の結婚式の立会人)以来、お二人とは30年来のお付き合い。一晩中語り合い、楽しい時間を過ごした。そして迎える朝、夜明け前の羊蹄山に感動。
※撮影地:蘭越町    被写体:羊蹄山眺望

2008年9月16日火曜日

月尾嘉男の洞窟・・フォーラム「アジアの時代の北海道」

9月13日(土曜日)月尾嘉男氏講演 主催:日本自冶アカデミー 会場:すみれホテル  先生には去年から今年にかけてNPO広報誌での対談、写真集の序文を戴いたりお世話になりました。その際のお礼もあり是非と参加。講演では北海道の現状(悪いデーター)、・・・北海道の優位(良いデーター)、と並べながら北海道の可能性を解りやすくお話しされました。格差を差異に転換・・物事をどこから見るか・・無いことの優位・・魅力の時代/魅力へ転換・・想像こそ創造の原点・・リッチ~ハッピネスへ・・・・・・・・良かったです。

2008年9月15日月曜日

撮影飛行・・・・・野付半島暮色

丘珠空港を14時にテイクオフ。今回の目的は秋の道東撮影・野付半島です。途中で秋色の霧多布湿原、厚岸湿原、火散布湿原を撮影しながらの時間調整。目的地の野付半島は標津町の南側から尾袋沼を抱え込むように突き出した細長い半島です、形そのままが大自然がつくり出した造形美。 フライトとしてから3時間、日没20分前の野付湾は朱色に染まり砂州の形が美しくシルエットで見える。頭で描いた絵がそのまま眼下に現れた、待っていてくれた・・・・・シャッター音が心地良い。
※撮影地:別海町・野付半島  飛行高度:4000フイート

2008年9月12日金曜日

登別温泉地獄祭り

入れ替えたばかりのカメラ、ニコンD3のテストを兼ねての撮影旅行でした。「登別温泉地獄祭り」 8月の最終土・日曜日、年に一度閻魔大王が赤鬼・青鬼を従えて温泉街を練り歩く迫力満点のお祭りです。山車は夜の7時がスタート、照明は街灯に吊り下げられた提灯の明かりのみで闇夜の中を繰り出した。フラッシュ無し、三脚無し、暗くてカメラの数字がよく読めない、ASA感度を4000にセッテングし手持ちで撮影開始。シャツターを押すだけ、ピントも、露出もカメラが決めてくれました。ブレもせず上手に写っていました、ビックリ・・・・カメラが良い、デジタル時代プロとしては・・・・・困るよね。
※撮影地:登別温泉町   撮影対象:登別地獄祭り

地球最後の秘境・ギアナ高地に位置する「悪魔の大地」

南米大陸の北部には、一年中雲に覆われた異様な山々が点在する。地球のエネルギーが脈打つギアナ高地、其の一つサリサリニャーマには直径300メートル、深さ300メートルの巨大な円錐状の穴がある。この地をインディオは「悪魔の大地」と呼んでいます、ギヤーという不気味な声が、このサリサリニャーマから響き渡るからです。それは穴の中をねぐらにするコンゴウインコ、アブラヨタカなどの鳥たちの泣き声です。世界の造形100選に登録されているこの場所は空からしか確認できません、ベネズエラの奥地、日本人撮影者としては私のほかに・・・知りません。◎朝日新聞社出版:「かがくるベンチャー」誌に掲載されました。
※撮影地:ベネズエラ・ギャナ高地上空  飛行高度:6500フイート

2008年9月11日木曜日

お知らせ=奈良裕之+青柳麻喜の即興ライブ

2008・10/4(土曜) <光の旋律・光のワーク>民族楽器・スピリットキャツチャーから 溢れ出る光の旋律、内なる生命エネルギーを感じる光のワーク。
ガイアシンフォーニー第6番<虚空の音>に出演した奈良祐之と青柳麻喜 による即興ライブです。   ※要予約
会場:藻岩下自然写真図書館「イコロ」・当社ギャラリースペース
会期:10月4日(土曜日)
時間:第一部14時~18時 青柳麻喜ライブ参加費:5000円  第二部19時~20時30分奈良祐之ライブ 参加費:3000円
※申し込み:070-5601-9381(田口)

北海道は「宝の蔵]・・・・北海道観光振興機構

どこまでも続く雄大な風景。
四季折々に表情を変える其の大地は、かけがいのない自然の魅力に満ちています。
私たちは、ここにしかない沢山の感動と元気を用意して皆様をお待ちしております・・・・・秋・冬の北海道お迎えキャンペーンが始まりました。 
●新宿駅西口地下通路「大型環境サインボード」として秋、冬の洞爺湖の写真が採用展示されてます。
※撮影地:洞爺湖上空 高度:4000フイート


暑中見舞い・・・㈱北海道電通

2008:
北海道電通様の今年の暑中見舞い葉書は私の写真でした。
広大な十勝平野の中、畑を走るトラクターを空から写したものです、
大地と人の営みをグラフィカルに捉え、自分でも好きな写真の一枚です。
※撮影地:中札内村郊外上空  飛行高度:1000フイート